祇園祭2025 弓矢組・武者神役

2025-7-8

1ヶ月に渡り行われる神事「祇園祭」

 7月京都では日本の三大祭りである「祇園祭」が行われます。

「祇園祭」は平安中期に全国的な疫病がはやり、当時の66ケ国にちなみ、
66本の矛をたて神輿を神泉苑におくり、退散を祈願したことがはじまりと言われています。


また、八坂神社の神様の御霊を3基の御神輿にお遷りいただき、

氏子界隈を練り歩く「神輿渡御」、
神輿がすすむ道を清める意味がある「山鉾巡行」が有名です。

 

半世紀の時を超えて蘇る武者行列

古来、御神輿の先導をしながら練り歩く節の行列が存在がありました。

その集団は「犬神人(いぬじにん)」と呼ばれ、神輿渡御の先頭に立ち、

行列の警固い供奉されていましたが、様々な時代背景のため、

昭和49(1974)年の神幸祭を最後に武者行列は途絶えてしまいました。
しかし、

令和6年、八坂神社の氏子の方々から要請があり、慎重な協議が重ねられた

結果、裃(かみしも)姿で50年ぶりに神幸祭の神輿を先導の復活。
本年の祇園祭では乗馬した大将と4名の武者が都大路を練り歩かれます。

先人の方々の無数の努力によって、受け継がれている祇園祭。

全ての神事が滞りなく行われることを願うばかりです。

 

 

 ※画像は八坂神社さんのHPよりおかりしました